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はんだ牛蒡ブログアーカイブ

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こばやんが強烈だった

日曜日のこばやん講演会、40人を集めて盛況を博した。昨日も書いたが、1人でも多くの人に、知る(自分が変わる)という行為を拒まないでいて欲しいと願っている。

​講師付きの役ならでは体験ともいうべきか、今回私が面白かったのは、こばやんの「人となり」。駅に出迎えたときにすでに「ただ者ではない」と直感。昼飯まで共に時を過ごし、そして講演の走りの自己紹介を聞いたとき、渡辺淳一の「遠き落日」が頭の中でヒット。それ以降こばやんが野口英世にしか見えなくなった(笑)。​


夜はうちの実家に泊まってもらって、前日迎えに行ったのと同じ時刻に江津駅で見送った。


最近特に思うこと。いろんなキャラの人との出会いは、人生を豊かにする。なにベタでつまんないこと言ってんだと思われるかもしれない。でもつくづく思うのよ。


# by tanboya3 | 2022-09-28 19:10 | その他

台風が去ったら一気に秋になってしまった。朝は涼しいを通り越してすっかり寒い。こんな日に稲刈りをやれば気持ちいいだろうなあなどと思う。


というのも、稲刈りは台風前の土曜日に終えてしまったから。今年は過去最速で終わったんじゃないか。こうなったのには理由があって、このたびはラインに色選を組み込んでいないから。とにかく一旦籾摺りをして、色選は後日かける選択を取ったのだ。こうなると乾燥機が2台の強みが目立つ。乾燥後の仮置きも駆使すれば、刈り取り不能日以外はほぼ刈れた。


有機の方が出来がよくて品質が心配と以前書いたが、まったく問題なかった。この体験は私にとってまた貴重なものとなった。いろんな仮説を立てて、稲大豆農家の自然栽培主体の「現実経営」ともいえるスタイルを確立してみたい。


そして近年苦戦の自然栽培の方も今年は豊作になった。兎にも角にも女房が除草に入れたのが大きい。これまでは春まきゴボウの除草があったし、女房でも操れる機械がなかったので、除草はほぼ私の肩にかかっているというのに、その私が大豆の準備に忙しく満足にやれたためしがなかった。春まきゴボウをやめて田んぼがこれだけ良くなるなら、そして歩行型除草機に50万!も払ったって、嬉しい限りじゃないか。


ただしその収量といえば、驚くなかれ、たった反収240キロ!である。え?!それで豊作なんて言ってんの?と言うなら言えばいい。それくらい近年は悪かった。


(昨年コナギの森と化し、わずか反収60キロだった田んぼも今年はまずまず。)


収量勝負はしない方がいい。この前有機はダメで、自然なら大いに結構と書いたけど、それは正確には昨年の自分の収量と比べるという意味。作物の収量とは、土質や風土、品種などの諸事情に大きく左右されるし、そこに投下した労力とも密接。だから他人と比べてもほとんど意味がない。どうしても比べたいのなら、目指す品質群を一緒にするという前提で、同じ品種で、共通性要素の強い地域内で、同じくらいの労力を投下して比較するのであれば、かろうじて意味がある。ま、ロジックに弱い人には何を言っても通じないんだけど。


話しを戻してうちの自然栽培の田んぼ。まだまだ草が多い。これまでは「多すぎ」で、ようやく人並みに「多く」なったというところか。6月でやり終わった時には「やっぱり多いね」と諦め半分だったのだ。しかし甲斐はあった。これからは曲りなりにも除草に女房が(笑)時間を裂けるようになることで、ようやく自然栽培米の経営に目途が立ったと言える。そして今後の耕起や除草の工夫と、自然栽培を続けることで起こる変化とが、どのように絡み合ってどのような結果をもたらしていくのかがとても楽しみである。2年前に激発してたクログワイも昨年大幅に減り、今年は所々にしか見なくなった。そして腐敗実験。まだまだ腐る。これもどいうなっていくか。


最低でも現状維持、普通は良くなる世界って、素晴らしいね。そして未来がどのくらいどう良くなるか(「為すか」ではなく「成るか」)が楽しみな仕事って最高じゃん。


ちなみにお米栽培を犠牲にしてやっている大豆。今年はうんざりするくらいの過去最高の豊作になりそう♪ ただ来年は、大豆播種と田植えをひっくり返そうかと画策中。まだ一筋縄ではいかん。


# by tanboya3 | 2022-09-21 19:07 | 作業・技術(水稲)

降雨帯がずれて、すっかり事なきを得た。被害といえば、部分的に大豆が倒れているくらい。でもほとんど収穫ロスにはならないだろうという程度。


しかし心は晴れない。代わりに被害を被った地域があるのだ。島根県の西端や山口県ではそれなりの被害と聞く。そこに途方に暮れている農家がきっといる。


市場出しの農家は、他の産地の被害に一喜一憂する。仕方がない。それで市況が大きく変わるのだから。幸いなことにうちは市況に左右されることは「ほぼ」ないし、あっても量が知れているので誤差の範囲だ。例えば仮にお得意様のスーパーで別の産地のゴボウが競合して、うちの取り扱いが減ったとしても、総生産量が少ないので、どうせ他で売れてしまう。だから変な焦りがなくて精神安定上よい。同時に他人の不幸を喜ばずに済むということだから、これって心から嬉しいこと。何から何までありがたい人生である。


被害に遭った農家の皆さん、さあ、またやろう。うちらは来年はわからなくても、この先数年以内に間違いなく何度かは洪水が来て、田畑は川の底になってしまう。他に良い土地を求めるも良し、しかしそう簡単ではないのだからその場で続けるのも良し。単に自滅の道と思うことなかれ、どうせ今の自民党によって(正確には岸田によって)この国は確実に蝕まれていく。そのことに比べれば大したことではない。


安倍さんの国葬に執着してどんどん支持率を落としてくれ。「黄金の3年」と言われる中で、死せる安倍氏、生ける岸田を蹴落とす。となればこれは安倍さんの功績か。


# by tanboya3 | 2022-09-20 18:53 | 主張・提言・考え事

恒例の職場見学

今日は市内中学生の職場見学。28名の生徒に対し、楽しく語らせてもらった。ただ農業の話をするだけならつまらないし、時間がもったいないので、絶対にやらない。何でもいいから、一つだけでいいから、大人になって振り返った時に、「あの時のあの人のあの話が頭の隅に残っている」と思ってもらいたいと念じて話そうと決めている。


今回のテーマは「世の中はうそだらけ。専門家もいっしょ。真実は自分で確かめよう。」みたいなこと。要するにいつもと変わらない(笑)。今時のご時世でコロナ騒ぎのことが念頭にあることは言うまでもない。


人生や体験談を交えながら、どれだけ私の思いが届くかはわからないけれど、少なくとも今日はかなり楽しくやらせてもらった。みんなの表情を見ても、最後のあいさつでも、去り際にバスの窓から手を振ってくれている姿を見ても、きっとそこそこ伝わったんじゃないか。ただ圃場も入れて時間がわずか1時間。もうちょっとあったらね。


# by tanboya3 | 2022-09-15 18:51 | 生き方

今田に設置したトレイルカメラに写ったイノシシ家族の映像。(8月16日)



イノシシの被害には、農作物を倒したり食べたりということがある。しかし一番困るのは、田畑を掘り返したり畔を崩したりするということである。そして所かまわず適当に掘り返しているわけではなく、見ていると場所の好き嫌いがあるようである。そこには何か法則性があるだろうと思っているが、今のところ、こうだというものがない。


よく耳にするのが、イノシシはミミズを探しているというもの。それから土中の空気や水の流れが滞っているところを掘ってくれているというもの。もちろんそれらは間違ってはいない。しかしそれだけでは説明がつかない場合が多すぎる。


一つ言えるのは「におい」。上記のそういう場所では何らかのにおいがしていることだろう。それ以上のことは、考えれば考えるほどわからない。


もう一つ肝心なことは、大型動物になるほど、個体差が大きいらしいということ。つまり種の性質よりも個性による偏差が大きいのだらしい。ま、人間がそうだもんね。だからイノシシの法則性を考えても無駄なのかもしれん。


# by tanboya3 | 2022-09-13 18:49 | 作業・技術(その他)

およそ月1回更新。日々のブログは、http://handa-shizensaibai.com          


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