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はんだ牛蒡ブログアーカイブ

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最早の田植えを開始

今日から田植え。有機区の方。今日はまだ16日。記憶があやふやながら今までの最早の開始は22日あたりじゃなかったかな。大幅に更新。


春が暖かかったせいは間違いない。数年ぶりに苗箱を下す日を早めた(4月5日)ことも当然一因だが、いつものような気候ならここまで早くはならない。また見た目、肥料が効き過ぎたというわけもない。ちなみに床に漉き込む肥料は近年に比べて6割程度に減らしている。にもかかわらず色は若干濃い。圃場由来が大きいとは思うが、自然は相変わらず分からず、つまりはいつものように振り回されているわけである。


自然栽培区の方も来週には開始して週末までに終わらせたい。あらゆる作業を前倒しする中では田植えが早まったことは運がいい。もちろん来年以降のこともある。運で終わらせないようにしないとならない。


今日の田植えは0.88haを予定。いま昼飯時で、ちょうど半分。来週は1.0ha以上の日を2日計画していたけど、補佐役の女房と話して0.5ha程度、つまり1日で田んぼ1枚ずつにしようと意気投合(笑)。2枚ずつやるとトータルの効率はいいんだけどね、気分が疲れるのよな。ただそれだけ。田植え機の運転もわずか半日ですっかり飽きたし、ま、これからどんどん衰えていくってことでいつもの納得。今日が人生最後の2枚植えかな。


# by tanboya3 | 2022-05-16 12:49 | 作業・技術(水稲)

イベントに行けない

告知をまた忘れていた。どうも近年、この欄でイベントの告知をする発想が頭の中から抜け落ちてしまっている。まあこのブログのフォロー層とはほとんど期待するようなマッチング効果はないだろうけど。


今更だけど紹介しておく。



今、当地でムーブを起こそうとしている仲間が主催しているイベントだ。私も是非にとお誘いを受けていたのだけれど、カレンダーと散々にらめっこした結果、作業の流れ的にどう考えても厳しい。心配していた天気も良くなったことだし、盛会を切に切に願う。


とここまで書いて、ああ、そうだった。明日もあった。これはうちの主催(笑)。正確には「つくる大学」の主催だが、うちの田んぼでやるイベント。

こちらは募集は終了。知られていないけど、うちではマコモの栽培をもう7~8年?やっている。ま、田んぼの隅でやる家庭菜園だけどね。


さあ、疲れた体にムチ打って、みなの楽しそうな光景を想像しながら、午後も粛々と進めて行こう。ちなみに今日は、明後日から田植えを始めることにした(昨日決めた)のでその準備がメイン。明日も、集落の草刈りや築堤の説明会をすべて欠席して進めるつもりでいる。


ゴボウの収穫を6月中にやるということの重さが、だんだん分かってきた。


# by tanboya3 | 2022-05-14 12:48 | 経営(全般)

なぜ自然栽培をやるのかと聞かれればこう答える。


「自然界の事実が知りたいから」


人間の体はもちろん、精神も含めた自然界。その事実が知りたい。そして実際に、これまで自然栽培を続けてきたことで知り得たことがたくさんあった。それは世間の教科書のどこにも書いていないことばかりであった。


ただただ、そういうことが知りたい。人間が頭で考えたイメージには興味がわかない。


「無農薬無化学肥料」とか「オーガニック」とか、人間が考えた「言葉」に縛られていたら事実は見えない。


そして事実を知ることは、おそらく人間の幸福につながるのだと思う。だから知ったことは発信したい。伝える必要はない。伝わらないのは「しょうがない」。発信するだけでいい。


# by tanboya3 | 2022-05-10 12:45 | 生き方

共同作業のあうん

農業をやっていたり、やっていなくても田舎に住んでいれば、草刈りなどの共同作業がつきものだ。今日は朝から今田地区のイノシシよけの柵周りの草刈りを。


滅多にやらない箇所だけに、竹が生え、ツルが巻き、どこをどのように手を付けていいかわからない状態。そんなのが総延長500mでそれを4人でやろうというのだから、みんな集まったはものの及び腰。しかしブツブツ言いながらもやりだすと案外やってしまうもので、みっちり3時間かけてとりあえず形にしたところ。


こういう手の付け方が決まっておらずにやり方が何通りも考えられる作業を共同でやるというのはなかなか面倒なもの。いいと思う方法が各々で違うためだ。このたびもぶつぶつ言いながら始めたのはそういうこと。ああした方がいい、こうした方がいい、と口々にぼやきながらも、しかしこのたびはそれなりにみんな「大人」。とりあえずリーダー格の人が考えた方法で始め、途中でらちが明かないということで変更はあったものの、何とか4人の合意の範囲で無難に終わらせることができた。


こういう合意が意外と難しいのだ。往々にしてケチをつけて譲らない者がいるから。そういう人に限って現場をあまり知らない。自治会などの作業ではこういうのがいてよく呆れる。このたびは農業者ばかりが4人で、共同作業の「あうん」というものを知っているから上手くいった。


私に言わせれば、この手の共同作業を上手く進めるコツはこうだ。まずはその作業に堪能と思われる人(リーダー)を決める。そしてみなが好き好きに自分が最良と思う方法を言う。そして最後にリーダーが決め、全員がそれに従う。やっている途中で不満や異論が出ればリーダーに伝えてもいい。しかし変更などの判断はあくまでリーダーに従う。


どういう方法を取ろうと、みなが一つになれば、どんな方法を選んだとしても結果は大した差にはならないというのが、共同作業のあうんである。それは現場の経験を積むことではぐくまれる感覚だ。


しかるにこれはあくまで草刈りなどの、人の命にまでは関わらない共同作業についての話である。戦争に当てはめてはいけないというのは、日本人ならよくわかるはずだ。


コロナ騒ぎも同じ。この国(地域)の未来や、自殺者も含めた命への考え方がなっていない為政者の言うことを聞く必要はない。彼らのほとんどは評価(選挙)のためなら他はどうでもいいんだから。


繰り返すが、日本人ならよくわかるはずだ。いや、やっぱわかんないか。


# by tanboya3 | 2022-05-02 12:44 | 主張・提言・考え事
今日は久しぶりの本降り、を通り越して大雨予報。今月の半ば以降、そのうちにやって来るこういう雨までにやっておきたいことをひたすら進めていたのだが、実は先週末にケチがついた。体調不良になって3日も作業を休んでしまったのだ。昨日は全開で進めたが、やりたかったことのうち多くは間に合わなかった。まあこのたびは貯金しながら進めていたため、まだまだ挽回の余地がありそうで焦りは小さい。

ただこれからのことを思うと何かと考えることがある。このたびの体調不良は症状からして単なる過労であったっぽい。確かに大石撤去作業などはくたびれた。ただ問題はそこまでひどい状態だったかどうかということ。つまりは単なる体力の衰え問題。膝の負傷などの目に見えるものはまだいい。歳とともに低下している体力との付き合い方があまりになっていないということだ。

この加齢と体力低下について最近いくつかの情報がヒット。冒険家は43歳で死んだ人が多いというのがその一つ。43歳頃を境に意欲と体とのバランスが壊れるからで、単純に偶然とは言えないとのこと。また将棋の大名人である故大山康晴も著書の中でこのバランスについて触れていた。弱い人はこのことを実力とは別物でみてしまうが、強い人は「込み」で考えていると。他にも、アンテナを立てていると多くの先人が真剣にこのことに向き合っていた形跡に触れることができる。スポーツ選手にとっては直接的で当たり前のようなことでも、それ以外の人達にとっては意外に死角にある問題なんだろうと思う。

などと書けば「ただもう少しスローに動けばいいってネタだろ。今までだって書いてだじゃん。改まってつまらんことを書くな。」と思う人だっているかもしれない。特に若い人には。でもこれ、簡単ではないのよ。

そう簡単ではないから冒険家は死ぬし、将棋の強い弱いの差が出るのだ。膝の様に目には見えないし、簡単ではないことが骨身にしみてわかった。しかしそれをやり切る。これはすでに単なる気持ちの問題ではなくて技術の問題だ。職人にとって四の五の言ったところで自分の価値はパフォーマンスがすべてである。このたびは今まで以上にこのことを考えていた。

# by tanboya3 | 2022-04-26 13:35 | 生き方

およそ月1回更新。日々のブログは、http://handa-shizensaibai.com          


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