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洪水と共に歩む

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カテゴリ:作業・技術(水稲)( 148 )

田んぼの除草は片手間で

そういえば田んぼの除草について触れていない。他の作業の合間を見て除草機掛けを粛々と進めている。

この除草機は実にすばらしく、そして耕盤の不安定からその能力を十分活かせていない、ということをこの2年書いてきた。そして今年。猿並みの反省と工夫をした結果、今までで一番手ごたえがある。やはり耕盤さえ安定していれば感動の成果がある。草がほぼなくなるというだけでは足りなくて、何が凄いかというと1回の除草が50a当たり1時間半(!)で済むというところだ。

それを2回やれば9割方OKっぽい。ああ、なんということだ!

詳しく言うと、もっと時間をかけてやればほぼ10割の精度だってある。しかし今日も掛けててつくづく思うが、この時期が超繁忙のうちのような経営では、除草ごときは如何にサッと済ませられるかがポイントだ。時間をかけて完璧に取るよりは、少々残ってもいいから片手間を利用できてサッと終わらせられるほうがいい。それが可能な機械。

分析的な評価をした場合にもう2割増し5割増しの時間をかけるほうが有利だったとしても、あえてサッと終わらせる。人間は機械ではない。特に長期的視点の範囲では気持ちがいい方がトータルでいい結果を生むことが多いだろう。農作業というものは、感情的評価を無視するわけには行かないと思うのだ。

ただ、うちの7割を占める湿田(湿田というほどでもないが)では、マシになったとはいえまだまだ耕盤が安定しているとは言い難い。これまでもそういう視点ではいたが、もっと目じりを吊り上げて耕盤の安定に力を入れようと思っているところ。

ところでうちの田んぼをさり気なく見に来ている人たちにこの場を借りて言っておく。見やすいからみんなここだけを見るんだけど、本線道路沿いから2枚(1ha)は参考にならない。ここは本代を失敗してコナギの中を田植えしたところ(笑)。すでに鬼のようなコナギも展開しているし、強く除草機を掛けたから稲も埋め込んで欠株だらけになっている。他の5枚を見ておくれ。

失敗の2枚はビックリするくらい素人感丸出しの田んぼだが、今の私は意外と穏やかである。「失敗には手を入れない」、つまり取り戻そうとしない、来年以降の真剣勝負を促すのみにする、というスタンスでここ数年やってきて、どうやら定着してきたようだ。だから代を掻き直すということをしなかった。

そうまでして大豆の適期播種に賭けていたのに、どうもうまくいかない。だからここ数日はこのことを反省している。

by tanboya3 | 2019-06-12 04:04 | 作業・技術(水稲)
田植え終了に向かってばく進中!・・と言いたいところだが、今年も田んぼの土使用の自然栽培苗で苦戦。乾かせばほぼ完ぺきに植えられる、ということは分かっているのだが、あまり理想を求めると、乾かないものと乾き過ぎて葉っぱがチリチリになったものとが共存して、植えるのが慌ただしくて面倒になる。昼になって腹が減って倒れそうなときに葉が巻きだすとかね。だから、ホドホドは許容して進めるべし。

何を許容するかというと、これ。
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「田植え機で植えられない問題」とはこうなること。押し出し棒が苗に刺さるのみで苗を押し出してくれないのだ。きれいに植えていればここに苗は残らない。ここに残っているということは、その前後が乱れるから実はこの倍くらいの苗が植えられていないということになる。

この写真は、強い日差しで30分くらい乾かした状態のものだ。状況によるが、さらに1~2時間乾かせば完壁に植えられる。

さらに経験からは、田植えの3日前くらいから苗代を落水しておくとかなりマシになる。または乾かす時間が短くてすむ。しかし購入山土のものがあるうちは落水ができない。それで困っている。来年は苗床を区切るなどの工夫をしたい。

ところで播種時に土を湿らせた効果はどうかというと、明らかにあったんじゃないかと思う。来年は、もう少し湿らせる、もっといい苗を立てる、苗床を区切って水管理を変える、と合わせ技で攻めてみたい。

と書いたところで、そうだった、稲わら堆肥が来年と再来年はないんだった・・。となると田んぼの土使用は気が進まない。さあどうするか。

by tanboya3 | 2019-06-04 03:52 | 作業・技術(水稲)

自然栽培苗に突入

田植えを進めている。今日で64%終了、残り1.3ha。

昨日から自然栽培苗に入っている。平均的なところでこんな感じ。
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写真で見るとまあまあに見えるが、ここ数年でダントツに悪い。上から見るとよく分る。こんなにスケスケ。
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で、植えれるかどうかを心配して胃が痛かったが、さすが購入山土。時々ある極劣のポットは植えられず脱落していくが、まあ数にして愛嬌で済ませれる程度で、ほとんどが問題なく植えられる。ここまでの差を見せつけられると、田んぼの土の実践が怯むよ。

ただ丈が低く、植えた後の水管理がやっぱり難しい。2度とこんな苗は作らんぞ!

by tanboya3 | 2019-06-01 03:50 | 作業・技術(水稲)

田植えの誤算と可能性

今日は予定を変更して田植えはお休み。代掻きが間に合っていないのと、溜まったデスクワークや諸事情の思案と解決に充てるためにだ。

朝一番の代かきを終えて、そう思って事務所へ戻ってきたが、なかなか手ごわい。今日は爽やかな晴天だし、昨日までの適度な雨後の畑の状態が気になって、集中力がどうも微妙らしい。

ちょろいと踏んでいた田植えは、苗のしょぼさから株間を狭めたことによる苗箱の増加をうっかりしていて、50枚植えるのに正味で1時間もかかる。最後の植えまとめでは1時間半かかるし、これに空箱の後片付けや田植え機の清掃と含めると、0.5haで200枚弱に全部で6時間かかる始末。順次の代かきも日課だから畑をかまう時間はほとんど取れず、これはちょっと、ない。

もちろん1人でやっているからであって、女房と2人でやれば1時間以上早く終わる。それでもその差は、わずか1時間ちょっと、なのだ。だから悩む。だから現況では田植えの補佐は女房がいい。

まあしかし、何でもやってみるものだ。経験すれば可能性が広がる。

スタッフがいれば、田植えをすっかり任せればちょうどいい。私は畑の管理ができる。10年以上前にスタッフがいたときはそうだったのよな。当面の天気予報を見よ。大豆の準備を今から毎日フルで進めれば、1週間で種を蒔き終るところまで終わりそうだ。そして間違いなく豊作だろう。

可能性があるってことは、希望だね。純粋にワクワクするよ。

by tanboya3 | 2019-05-29 03:47 | 作業・技術(水稲)

コシヒカリ苗の様子

育苗34日目の今時の苗の状態。
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この時期にこんなに育ってないのは、2012年に1度あったっきり。当時は圃場整備後3年目で、まだろくに草も生えないような土だったということも大きかったはず。今はそうではないわけで、それでもちょっとしたことでこういう事態になる。

ちなみに田植えで難儀した記憶はない。床土に山土を使っていたし、そこそこ植えれたのだろう。

ところで、この度の苗の苦戦。これはコシヒカリの話だ。今年はもち米のミコトモチを40枚程度やっていて、これは普通に育っている。今4葉が展開中。

だからこのブログを何らかの参考にしてくれてる人は、そこを差し引いて読んでほしい。コシは育苗もいくらか難しいと聞いている。パンパン状態でシルバーを剥がすのも、前に書いた「徒長を辞さず」という管理も、品種がコシだから、と言えなくもない。ミコトモチなら今年の管理でベストではないか。

いろいろな条件の違いがあるからね。なんでもかんでも差し引いて読まないと甲斐がないよ。


by tanboya3 | 2019-05-17 03:36 | 作業・技術(水稲)
多くの人が誤解していることに、「大半の農作業には決まりきったやり方がある」ということがある。これは一面で当たっている。例えば稲作について、この数十年で流行している化学物質栽培ではかなりマニュアル化が図られいて、決まりきったやり方でやれば大体上手くいく。もっともこの場合の「上手く」というのは、「たくさん採れる」という意味であって、食べ物としての品質面ではその限りではない。

我々のやっているような自然栽培ではこのことはまったく当たらない。田んぼの耕うん一つとってもやり方に悩む。昨日から始めているうちの例で言えば、耕す深さをどうするか、砕土の程度をどうするかということに答えはないし、その前提としてどのトラクターを使うか(ホイール式かクローラ式か)、どのロータリーを使うか、というところから考えないとならない。

今年の田んぼは4.5haで10枚。田んぼの性質によって3種類の耕うん方法に分けたいのだが、中でも借り受けて今年で3年目の田んぼ2.5haに照準を合わせて耕うんすることにした。自然栽培の田んぼもこの中にある。ここは稲わら腐熟の目的で秋にスタブルカルチで軽く起こしてある。今回は田植え後の除草機がスムーズに効果を上げれるように、耕盤の安定を求めてスタブルカルチではなくロータリーですることに。そして暗渠排水の筋を少しでも浅くするためにホイールのトラクターで。となるとトラクターが凸凹で揺れて1度の耕うんだけでは耕盤が安定しない。深さを変えて2回耕うんすることにした。2回目の耕うんの運転席からの眺め。
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昨日耕うんしたばかりのところを、すぐさま今日耕うんしている。普通ならナンセンス。しかし草の程度はすぐさま代かきしてもいいくらいに少ないので、とにかく耕盤を安定させる目的だけでやっている。

忙しい時に2度目の耕うんは気分的に痺れる。だが1枚(50a)で45分。報われるかどうか分からず割く手間に対し、信念で向き合うのだ。

もう一つ、エン麦後の1ha(2枚)も悩ましい。麦後の代かき~田植えには少々技がいる。とりあえず耕うんを1回で済ますか、ここも2回やるか。まだ結論が出ない。


by tanboya3 | 2019-05-09 03:28 | 作業・技術(水稲)

苗代の大失敗

ようやく苗箱を伏せ終わったぞ~。今年はチョロイと期待していたのに、徒労感が半端でない。

といっても、伏せる作業自体は目論見通りに3人で進めてチョロチョロだった。それがこうなってしまった原因はクイックレベラーでの苗床叩き。叩く前の砕土をすっかり忘れていたのだ!!トラックの車検の都合もあったので、今さら後には引けないと試しに突っ込んだら全然床が決まらない・・。余りの初歩的な失敗に天を仰ぐ。急いでレーキを買ってきて3人で均して最悪の状態は免れたが、時間と体力をかなり無駄にしてしまった。

(なんとか誤魔化した苗床。近くで見ると欠陥だらけ。)
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そのせいで初日わずか350枚しか並べられず、2日目が780枚、3日目が230枚。2日目に全部並べることもできたが、トラックの車検の都合で他の作業を入れざるを得なかったため断念。それはシート被覆のタイミングにしわ寄せとして行き、4日目の今朝ようやくシートを被覆して終了。
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しかし並んだ苗箱をみて、床の波うちが気になる。水を張ってみると高いところと低いところの差が3cm(!)これでは失格。苗床に微妙に残る穴ぼことこの高低差により、発芽ムラと生育ムラが避けられないだろう。

もっとも高低差については、私なら微妙な高低を読んで苗箱を踏むのでここまでにはならなかっただろう。今回は女房とトンちゃんが並べる役。トータルに考えてそうせざるを得なかった。
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あと細かい改善点はいくつかあるが、一番はぬかるみ。やっぱり草が生えていない苗代はきついね。来年はオケラ対策の兼ね合いを絶妙に見極めた対策をしてみたい。そのためには秋にスタッフが必要だ。

今回の収穫は、3人いれば1日に1000枚は並べられることが分かったこと。以前書いた(→)が、このことは規模決定の大きな根拠の1つだ。


by tanboya3 | 2019-04-19 20:37 | 作業・技術(水稲)

今年の育苗培土

今日で籾播種4日目。1360枚なので2日で簡単に終わらせられる量だが、今年は諸事情で流れが悪く4日間に渡ってやっている。

今年は、自然栽培以外の苗はいつものように「グリーンソイル」だが、自然栽培分の土に少し捻りを加えた。いつもは床土→田んぼの土、覆土→稲わら堆肥 と完全に分けているところを、今年は床土に同量以上の稲わら堆肥を混ぜてみた。混ぜるために丸々余分な手間を増やすのは悔しいので、ちょうど今年は土の水分に気を使ってみるつもりだったことにかこつけて、水を噴霧するついでに混ぜたところだ。

( 田んぼの土:稲わら堆肥=3.5:6.5 )
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これを書くお昼時、あと100枚ちょっとで終了で、自家準備培土での作業で今年は珍しくトラブルらしいものがない。別に混ぜたことは関係なくて、土の準備や播種機調整のコツがようやく分かってきた感じ。

苗箱下しは明日と明後日で終わらせるつもり。今年は実に10年ぶりに3人以上での作業の予定。枚数が例年の300枚増しだが、天気晴朗にして風弱し、相当楽に終わるだろうと思って、実にウキウキしている。

ところで今年の稲わら堆肥は、昨年急逝した愛知県の遠山君が、3年前にうちを訪ねてきてくれたときに1回目の切り返しをしてくれたもの。彼の冥福を改めて祈り、謹んで使用したい。

by tanboya3 | 2019-04-15 20:36 | 作業・技術(水稲)

芽が出ない・・

今年の種籾の芽出しはどうしたことか・・。
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一昨日の芽出しで、購入した種と自家採種1年目の種は例年通りに芽が出たんだけど、長年自然栽培のものは途中28時間目で32度に温度を上げて(いつもは25度でやる)、トータル32時間やっても芽が出なかった。それで今日やり直しをしているところ。

もしかして何かの理由で芽が出ないのではないかという不安もあったが、どうもそうではないらしい。今日は初めから32度で、仕掛けて今6時間経ったところでボチボチ出始めている。21回目の稲作にして初めての体験だ。

例年と何が違うか。唯一の違いは、秋の乾燥が今一でいつもより若干籾の水分が高かったということ。でも関係あるのか?でもあとはどう考えても一緒。

今日は補助事業の関係で、市役所や商工会を行ったり来たり。頭は数字の羅列と、心は種籾の心配、そして外は最高の日和。どうにも落ち着かず、妙な気分だ。

by tanboya3 | 2019-04-12 20:34 | 作業・技術(水稲)

早くも代かき

今年は農地が増える。1.3ha増えて全農地は18.2ha。20haをやった2012年以来の規模になる。

増えた農地の中に大豆跡圃場が2枚ある。いろいろ悩んだ末、稲をつくることに。大豆跡の稲は不味くなるので、工夫がいる。過去の経験から、長期間の湛水やその他の工夫で防げるので、3月に入ってから早くも入水している。しかし1枚はザルで水が溜まらない。そこで今日は代かきを。

その代かき終了後の写真。奥のわずか一角に水が行き届かない。
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と思いきや、反対から見るとかなり水が来ていない。
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広い田んぼはこういう錯覚があるから、普段観察するときから周囲をぐるっと歩いて見る必要がある。

こうしておけば、明日には水は全面に行き渡る。そしてもう一度代かきだ。面倒ではあるが仕方ない。

面倒といえば、代かき自体は気分的に面白いからいいんだが、それまでが面倒。というのも今回は7月洪水で冠水して修理をした40PSトラクターにハローをつけたが、マクーラ以外に本格的な作業機を付けるのが修理以来で、いろいろホコロビがあって小雨の中のメンテナンスに四苦八苦。ユニバーサルジョイントが固まっているのを初めて見たぞ。

その40PSだが、倍速モードの故障が発覚。片輪ブレーキ時の異音も気になる。しばらくは何かとありそうだ。

by tanboya3 | 2019-03-12 20:16 | 作業・技術(水稲)

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