2020年 06月 23日
効率化は土にバレないように
大豆除草2日目。やりながら、播種と降雨、砕土の程度、残差の程度、播種深、明渠の効果、「ちかのり君」の効果など、様々なことが見えてくる。現実(効率)とどう折り合いをつけて来期以降に活かすのか、今がどんなに慌ただしくても目の前の生々しい状況を受けて今検討しておくべき。
現実(効率)と書いたけれど、能率や効率は農業経営においてもよっぽど大事なことだ。これを無視していては、あくせくやったのに結局経営が成り立たなかったということになり兼ねない。しかし「自然系」と自称する人たちにはこのことを軽視している人が多い気がする。私はそうではないつもり。私が運が良かったのは、土木の施工管理技士を経営者サイドでやったのちに、研修時代の香西氏にうるさく言われたことだろう。あとは体が華奢で非力なこと。
ただし効率を考える上での前提がある。それは「土や作物などに効率化がばれないようにする」ということ。除草の手間を省くために除草剤を使うとか、早く大きくするために肥料を使うとか、播種前に畑を早くきれいにするために深く細かく砕きすぎるとかは、土や作物にすべてバレバレだ。こういうのはダメ。1つずつではなく5ついっぺんに運ぶとか、2条ずつでなく4条ずつやるとかいうのは、彼らには全く分からない。そういうことの効率化を図る。
まあ言ってることは大したことじゃない。いちいち理屈をつけて偉そうに言うことは何だってできる。世の中こういうの多いよね。
by tanboya3
| 2020-06-23 15:35
| 経営(全般)