2019年 06月 20日
今さら条間マーカーを入れた
大豆播種に「条間マーカー」を導入。14年も大豆栽培やってきて今さらという気がしないではない。が入れてみて、やっぱり楽だわ。
何のことか分からん人向けに説明すると、この写真。
ターンして次に進むラインに線を描いてくれているという代物だ。この線をセンターに見て進むだけで、今しがた蒔いた筋と平行に種が蒔けるというわけ。運転席で振り返ると、こんなものが線を引いてくれている。
これまでは自作のサイドマーカーを使っていた。丁張板から鎖をぶら下げてこの鎖が今しがた蒔いた筋をなぞるように進むという理屈。サイドマーカーはあくまで補助的な役割だから、そこまでの直線性や平行性は期待できない。
たったこれだけのことで、ずいぶん作業中の気持ちが楽になった。今まで条間マーカーがなかったということが、いくらか播種という作業の億劫さを生み出していた。ただ精神的な問題は、自分次第で問題ですらなくなる。しかし私もいい感じで歳を重ねてきて、「敵はくたびれ」のスローガンの中で、やる前から億劫さを生み出す要因はなるべく排除するという技術的な工夫は必要なことと考えていて、今回は典型的なその一環。でないとたったこれだけで7万円近くするんだから、入れんよ。
ところで使い始めた日に、思いっきり歪めて破させてしまった。気づかないうちに、畳んでいた方のマーカーが畦に乗り上げて引っ張られてしまったらしい。全体も部分もぐにゃ~って曲がってしまったから、コノヤローって力任せに戻しておいた。冷静に見れば大した問題ではないのだが、人間だもの、ちょっと落ち込んでしまった。
by tanboya3
| 2019-06-20 12:37
| 作業・技術(大豆)