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稲刈り~乾燥・調整の効率化にニヤニヤ

朝からジッと乾燥・調整ラインの細工。まだやっている・・いい加減に飽きた・・。でもさすがに終わった。後は籾摺りをしてみて、その不具合ーどうせ起こるーの改善だけだ。(じゃなかった、三相のコードをもう1本しつらえねばならなかった。)

これだけ時間をかけてやるのも、これが初年度だからだ。一度カチッと決まってしまえば、来年からは同じように組んでやればいい。そしてこの後の籾摺り作業で、きっと私は感激して昇天することになる(笑)。

これまでの籾摺りは、蚊がぶんぶん飛び回り携帯の電波が届かない山奥の倉庫でやっていた。計量された30キロ紙袋を両手のひらで挟んで抱えると、積載車のスライドした荷台をトトトトトと上り、ドサッと下して積んでいく。積載車の荷台は屋根の外だから、日によっては雨が降りそうな空模様に怯えながら、もし降りだしたら、ものの5秒ですぐさまシートをかけられるような準備をしておく。すべて終わり積み込むと、よりいっそう空模様に怯えながら、出荷場兼倉庫まで12分の道のりを走る。もし降りそうだといってこの移動を中止すれば、雨続きの日が続こうものなら、湿度の高い山奥に留め置かれた30キロ紙袋はしっとりと湿ってしまい、米にとってはいいことではない。だからこれを防ぐために、籾摺りの日は考え抜いて選ばねばならなかった。当然籾摺りをしなければ乾燥機が空にならぬため、次の稲刈りができない。ようやく籾摺りができて乾燥機が空いた!それ稲刈りだ!と勇んだときにはまた雨に閉ざされたという経験はもう数えきれない。かくして正味6日間で終わる稲刈りが、都合3週間もかかるのが常であった。

(これまでの山奥の作業場)
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(毎回、出荷場兼倉庫へ運搬)
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しかし、しかし、これからは出荷場兼倉庫で籾摺りをするのだから、計量した30キロ紙袋をパレットにポンと積んだらお終いである。しかも天気が関係ない。いやはや、上の段落とこの段落の文字量の差ほどそのままの省略である。また乾燥機が2台あるので籾摺りができなくても次の稲刈りができる。なんと素晴らしいのだ!

田んぼからの距離が9キロから2キロに縮まったのも素晴らしいが、これはすでに先日の稲刈りで体験済み。

ということで、今のここに割くロスなど、何ということではないのだ。

by tanboya3 | 2018-09-10 12:49 | 作業・技術(水稲)

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