洪水と共に歩む

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長男との石鎚山登山

先週、母が生きていれば74歳の誕生日に、長男と2人で西日本最高峰である石鎚山(1982m)へ登ってきた。この山は私にとって3度目のトライとなる。1度目は20歳の時の単独行。15km東方の笹ヶ峰(1860m)から残雪期の縦走を試みたが、悪天で予備日を使い果たし、山頂を目の前にして下山したという惜しい思い出だ。2度目は27歳の時に今や最大の登山基地である「土小屋」から県内の山仲間と4人で、強風と霧の中を今度こそ登頂。というわけで21年ぶりの再訪となった。

この度のお楽しみの一つが、息子の初めての野宿(テント泊)。前日に麓の沢筋の林道を車で詰め、頃合いの場所で。私自身もう何百泊したか分からない野宿というものを、いつかさせてやりたかった。アブの大群に襲撃されたり、夜中に山の茂みから「バキッ!バキッ!」と聞こえてくる音が気になったりして、息子にとってはとても面白い体験になったようだ。
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翌朝、テントを撤収して出発。今回は従来の表参道である、成就神
社ルートで。8:00始発のロープウェイで1300mまで高度を稼ぎ、息子ともども意気揚々の船出である。これは下山時の夕方の写真。
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成就神社は、車道が通じていないこんな山の上にこんな施設が!と驚くほどの立派な趣き。もちろん今の時代、人影は登山者がパラパラというところだが、かつては参拝者で賑わったはず。そんなことに思いを馳せる。
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ブナの大木前の巨石に飛び乗ったりして、この頃までは順調な息子
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このあたりから、デジカメの電池切れ予告マークが点滅し始め、撮影をセーブすることに。

北壁への取付き直前。ここに来るまではすでにかなりグズグズになっていたが何とかかんとか。ここから一気に高度を稼いで山頂へ向かう。
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11:50。弥山山頂。
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ここでラーメンを煮て食って、さあいよいよ真の山頂である天狗岳へ。
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わずか200mほどの鼻先であるが、ここへのルートは岩場で難易度が高くかなり恐怖感もあるため、年配者や女性はほとんど行かないようである。また眺めていると、子供はほとんど途中で断念して帰ってくる。高所が嫌いで「絶対無理!!」と渋る息子を説得していざ出発。

怖い怖いと言いながら、必死で進む息子。私はこの周りをカメラ片手にサルのように走り回る(笑)。
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断崖絶壁。
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そしてついに登頂。西日本最高峰。
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しかしこの後が大変だった。息子がすっかりバテてしまい、弥山に戻るだけで一苦労。そして何とか下山にかかるも、体がだるい、頭が痛い、腹が痛いと言ってなかなか歩けない。しまった判断を誤った、山頂小屋で休憩するべきだったと、自分の判断の誤りをこのあたりから悔やみ、いろいろないろなパターンを想定、覚悟も決める。

1分歩くと5分休むというひどい状態になったころに直下の休憩小屋についた(2枚上の写真の右端)。ともあれ休憩だと小屋で横になって休んでいると、幸いにも復活してくれた。もちろん本調子ではないし、両足首も痛めたらしく、休み休みの下山。17:20、最終便の40分前に何とかロープウェイ駅に到着した。

最後はドタバタだったが、息子の反応は上々。いつものパターンではある。しかし今回は私の計画に少し無理があったと反省。終わってみればいい経験、というのは簡単だが、もう少しヒヤリの可能性が少ない山行を次は計画したい。


by tanboya3 | 2018-08-14 17:59 | 家族

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