洪水と共に歩む

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正社員の募集を再開

2年くらい中断していた正社員の求人だが、このたび再開することにした。当社HP「スタッフの募集」(→)からみてやって欲しい。12月中にはアップしたいと思っていたのだが、いろいろと検討事項があったのと、日々が慌しいのとでこんな時期になってしまった。

前回の求人の経緯も以前に書いたが、異常(!)多い増産の要望に応えたいことと、雇用に耐えうる足腰の強い経営をある程度作り上げることができたことが求人再開の当時の理由だったが、このたびもこれらの理由は変わらずで、それに加えてもう一つ大きな具体的な目的がある。それは、作業受託にも力を入れようということである。

当面のことで言えば、まずは晩秋から初冬にかけての、うちの大豆の収穫・調整・出荷作業から。現在この作業はやさか共同農場さんにお願いしているが、先方のキャパがいっぱいのため、これを自前でやる。そして自然に大豆の増産が計られることになる。また他人の大豆を刈って回ることはそのうちそうなるだろうが、他にも稲刈りや草刈りや田植えなど、この過疎のド田舎にあるニーズを担っていく。今回募集する人には、ぜひ中心になってこれらのことを大いに切り盛りしてもらいたいのだ。

農業の仕事というのはただの作業員ではつまらない。ある程度自分の意思で段取りを組み、実行してみることで醍醐味は増す。「責任」ということもある程度ついて回るが、責任を背負って生きていきたいというくらいでないと、多くの農作業はそんな簡単に習熟できるものでもない。

他方では地味に、うちの農産物の増産に貢献して欲しい。せっかく自然栽培に向く素晴らしい農地と、ここで育った作物がもっともっと欲しいという声がある。特に日本一美味いと多くの賞賛をいただいている「ごぼう」。この期待に応えないことには、人類にとってあまりにもったいない気がしてならない。

前回の求人の経緯で書いた心配事の一つである「洪水のリスク」については、近いうちに国の「収入保険制度」が始まるため、それほどの脅威ではなくなると考えている。また地道な工夫の積み重ねにより、経営がそれなりに高いレベルで安定してきている。自然栽培をメインにした経営で大丈夫か、という声には、「もちろん大丈夫だ」と自信を持って答えさせてもらいたい。

とはいえ、給料は今より減るかも知れないし、都会で才能をフルに活かして活躍している人から見ると半減どころではないかも知れない。しかし田舎では、人によっては極上の生活を見出すことができる。ついでにここ江津市は、全国の今時の流れに漏れず、UIターン者は多いが、「よそ者」を積極的に応援する気質が生んだここ数年の動きは、その「業界」ではそれなりに注目されているらしい。(→

農業経験は問わない。私だって元々はド素人だ。食糧生産的な生き方に情熱を持ち、粘り強く自己研鑽できる人であるなら、経験なんかより、よっぽどそちらの方が重要なのだ。

農家の出でもなかった私が、造園や土木、教育業界などに関わったあと、実際に農業者になって素直に思ったことは、この農業という分野が実に素晴らしい世界であるということである。今度生まれ変わったって、100%農業をしたいと心から思う。その素晴らしさの説明があまりに難しくて(→)、その理解が修業的(→)であることにも、深い満足を得ている。

我こそはという人、門をたたいてみないか。誤解の多い「有機」でもなく、熱病のような「六次産業」でもなく、後方支援でもサポート役でもなく、当事者として愚直に農地と向き合い、自然界の本質と向き合い、本物の食糧生産に向き合う。自然栽培から学べる尊い気づきを活かし、それを周囲に伝えていく。そのために一生を捧げても、悔いは残らぬはずなんだが。

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by tanboya3 | 2018-01-30 11:38 | 経営(全般)

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