稲の育苗用の稲わら堆肥を作っているが、「1年もの」を切り返そうとして困った。カブトムシの幼虫が大量に湧いているのだ。推定で30匹だったが、今日見た限りでは100匹はいそうだ。しかも幼齢が進んでいて、みんなピンポン玉よりも一回り大きい切り返すと、案の定、1匹潰してしまって戦意喪失。素手でそっとテミに移しながら切り返すのが一番マシかと思うが、それでも面倒でやる気が起きない。
切り返しの方はもう諦めるとして、心配なのは、来夏までこの稲わら堆肥の量が彼らにとって足りるのだろうかということ。カブトムシの幼虫はかなりの大食漢だ。この夏に息子らを連れてカブトムシを探し回っても、私らが子供の頃とは違ってなぜか1匹も見つからない(!)というご時世で、1匹でも多く成虫に孵って欲しい、そして息子らを喜ばせて欲しい、さらに友達らにも分けてあげたい、と考えているからなおさら、この幼虫の行く末を気にしたくなる。
そこで念のため、収穫したばかりの稲わらをこのように被せておくことにした。これは半分被せたところ。
カブトムシの幼虫はいくらか腐った稲わらしか食べないため、こうやって被せておけば下の方から少しずつジュクジュクしてきて春には彼らが食べられるくらいの腐り具合にならないだろうかと期待して。もちろんこの写真の量では足りないので、また天気の良い時に改めて被せようと思っている。
そして夏を過ぎてから、被せたワラを改めて分離して、それぞれに切り返しをするつもり。なんでこんなことを心配しなければならんかな、とも思うが、自然が部分的に見ればある意味で乏しくなってるのが原因だとは言えないか。私の子供の頃のように、登校時に街灯付近で必ず2~3匹は見つかるというのなら、少々死んだってお構いなしに切り返しをするのだが。