今年の田んぼは、浮き苗、転び苗が多い。毎日鎖除草をしながら目立ったところを直し、今日は女房がわざわざ入った。忙しい時にこの手直しはかなり痺れる。
こうなるのは私が「普通に」やらないからだ。田植え機メーカーが想定した状態で管理をしていれば、田植え機はしっかり植えてくれるのだ。そうしないのはそれなりの理由があるからなのだが、来年からは「普通に」やろうと考えている。
それなりの理由と言ったが、根本には除草剤を使わない栽培、肥料を使わない(減らす)栽培というベースがある。だから仕方がない、ではなくて、普通にやったってそういう栽培は可能だろうと考えている。しかし実際にやると上手くいかない場合も多いので、じゃあちょっと工夫してみようか、ということなのだ。
言ってみれば対症的解決を目指しているわけである。根本的解決との塩梅は常にいかなる場合にでも考える甲斐があると思っているが、そう俯瞰した場合に、もう普通にやろうかなと。具体的には、秋に耕うんするとか、耕深を8~10cmにするとか、もろもろと。ずいぶん大回りしたと思いたくなるが、失敗をすべて自分のものにできたからこそできた俯瞰でもある。
さて、次は畑へ移動。午後は大麦を刈れるだけ刈る。