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はんだ牛蒡ブログアーカイブ

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今年は緊張の本田管理

ようやく田んぼの本田管理が始まる。これは結果的に毎年やり方が変わっていて、今年の大きな特徴は「秋起こし(昨年の秋のうちに耕うん)」をしていないということに、やはりなるだろう。
 
秋起こしは、今までの経験ではもっとも重要な作業の行程で、これがやれただけで翌年の稲の収量がひどいことにならない。だったらやれということだが、これは稲わらがすっかり枯れた上に田面が乾いているときにやる必要があって、稲わらが枯れるのを待っていると今度は雨で田んぼがやわらかくなってしまって、結局春まで入れなくなったということがしばしば起こる。だからその頃は予定を入れずに天気予報とにらめっこしながらタイミングを逃さず入る!ということが必要になるが、秋まきゴボウの準備を筆頭とする第2の繁忙期だから、なかなか上手くいかない。
 
また今後はその時期に、サトイモ収穫を持ってきたいと考えているので、こうなったら田んぼの秋起こしをしないでも失敗しないような管理を本腰を入れて考えてみたいというわけ。
 
これまでにも何度か試したが、ことごとく失敗したので怖い。しかも「試すなら一部の圃場で」、というセオリーはやはり通用しない。一部で試すって結構労力がかかるんよね。つい一斉に全面積で、というおバカをやってしまうが、このたびもそういうこと。
 
いろいろ構想は練っているが、要は田植えまでの管理で何とかなるんだろうと思っているのでそこをメインに。
 
そして支えは、実際に秋起こしをやらずに上手くやっている人も全国にはたくさんいるのだから、うちにもできないことはないだろう、ということ。話を聞いて真似をすればいいじゃん!って、話は聞いているから、あとはどう真似をするかだ。行程や動作を真似するだけではほとんど失敗するのがこの世界。真似をするべきはその理屈や理論。うちの環境条件下で、うちの設備を使って、うちの経営事情の中で、私の腕で、いかに真似ができるか。失敗したら地獄を見るよ~。あんたもやってみる~。でも楽しいよ~。

by tanboya3 | 2015-04-26 10:57 | 作業・技術(水稲)

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