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はんだ牛蒡ブログアーカイブ

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お米の検査と今田の不安

お米の検査を受けた。結果は予想通りで、2等。白く濁った部分のある粒が多く混じっているためだ。中でも今回は「基部未熟粒」が多いということ。これは登熟が早く切りあがって起こる症状。

登熟を安定させるためにはどうすればいいか。行き着くところは「根」で、じゃあ根を元気に維持する方法はといえば、何だってそうだがこのことも一概に言えなくて、端折って言えば「下の原」では溝切りさえきちんとできればまあ大丈夫。しかし「今田」ではそれではダメだろう。違いは土。下の原の土なら、あとは水管理さえしっかりできれば少々の気象条件は飲み込んでくれるはず。しかし今田。圃場整備直後で「作土」とはいえない、まだただの「土」。年々作付けをしていくうちに良くなっていくのは間違いないが、20年待ってよ、と言われても困る。もう、そうだな、3~5年くらいでそこそこになってはくれないだろうか。

そのためにどうすればいいかがわからない。土は稲との共生関係の中で進化していくわけだから、それを後押しするのが私の役割。しかし方法によっては逆に足を引っ張ることになりかねない。こんな状況で足を引っ張っていてどうする。後押しは出来なくても最悪で足だけは引っ張りたくない。

「自然な状態」に対しては「自然な手法」がいいと思うが、自然な状態を目指す過程の「不自然な状態」に対しては「不自然な手法」も必要と考えている。などと偉そうに言ったところで、やるとなると恐いね。もう何をするのも恐い。恐いが決めていかなくてはならない。そこが面白いところでもあるのだが。

今年の2等。今田は仕方がないとしても、下の原も溝が切れずに水利組合の都合で稲が枯れたのだから無理はない。そして来年から下の原でのお米作りはない(大豆を来年作ったら農地を返すつもりでいる)。つまり今田一本。それで果たして経営は大丈夫か、という重苦しい不安からきっと数年は逃れることはできないだろう。しかしまあ、不安で死ぬことはない。むしろ自分の価値観を鍛え、息子の代までの長い目で考えていくのが良い。
by tanboya3 | 2012-10-10 07:13 | 経営(作型・地区)

およそ月1回更新。日々のブログは、http://handa-shizensaibai.com          


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