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洪水と共に歩む

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未明から増水の騒ぎ

今、早朝の5:30。まだ暗いうちから一騒ぎだった。江の川の増水。とりあえず一息ついた。また6:00頃様子を見に行くため事務所に戻って休憩しているところだ。

夜中、防災無線がここより上流の浜原ダムの放水量を伝えてくれる。しかし我が家の無線機は最近調子が悪く放送が聞こえないときがある。昼間であればテレホンサービスでむしろ詳細を聞けるのでいいが、夜中は厄介だ。今夜も家中の無線は鳴らず、外からの放送が何となく聞こえてきて目が覚めた。

聞き取れないので、この時期枕元に置いている携帯でサービスにかける。そしたらなんと「毎秒1900トン」と言っているではないか!大体何トンで畑が浸かるのだったかちょっと自信がなくなった。1500?1800?2000?そして真っ先に浸かるところに乗用車より高価な管理機を置いている。大急ぎで着替えて寝ている女房に一言だけ伝えて家を出た。

車をぶっ飛ばしながら考えた。それにしても無線放送が聞こえんかったな。急激に増えてこれが1回目の放送だろうか。管理機を置いている場所は何トンで浸かるのだったか。ダムからここまで2時間くらいの時間差があるから、もし1000トンあまりで浸かるんだったら微妙だな。でもそうならきっと誰かその地区にいる親戚が電話を鳴らしてくれたはず。大丈夫、大丈夫・・・。

さてどんな順番でやるか。畑に置いてある機械は全部で5台。まずは管理機を上げることが先決。次は牛蒡の収穫中の畑においている1トン車。これは4輪駆動のくせに少しのぬかるみでスタックする。これを今のうちに出しておこう。いやもしかするともう出ないかもしれない。そのときはトラクターで引っ張ることになり誰かもう1人必要だが、親戚の家の裏だし緊急なのでこんな暗いうちでも手伝ってくれるだろう。そして牛蒡のコンテナの回収、牛蒡の葉っぱを切る機械の回送。トラクターの回送。農道はきっとぬかるんでいる、慌てず慎重に走らねば。いや待てよ、今収穫中の牛蒡畑が浸かったときのことを考えて、今のうちに葉っぱを全部切っておくべきではないか。そうすれば泥が溜まっても畑さえ乾けば収穫作業のための普及が早い。そういえば燃料を切らせていたな。ちょうど今雨が降っていない。雨が降り出したら給油が面倒だ。川の水位を確認したら燃料缶と、そうだ合羽と念の為に田んぼ作業用の足袋を取りに戻ろう・・・。

対岸のT地区へかかる橋に到着し、そこから水位を確認する。まだ暗くてよく見えんが、???。いつもの中州が見えてるぞ?なんだこれは。サービスに電話してみる。2000トンを越えている。急に増えたのだ。しかし更に上流の三次ダムの放水量はさっき聞いたときよりわずかながら減っている。そして畑に降りて見ると水溜りがほとんどない。ダムから下流域ではあまり雨が降っていないようだ。最悪の事態にはならなそうである。

とりあえず余裕があるので、順序を変更して1トン車の移動から。既にかなり難儀をしたが何とか畑から出すことに成功。畑の資材や機械を回収に来ている地元の年配の人たちと言葉を交わすが、みんな「とにかく上げておけ(回送しておけ)」としか言わない。そうすれば安心ではあるが、いずれまた元に戻さねばならないので面倒。なるべくそのまま放っておきたい。

管理機を回送ている途中で、様子を見に外へ出ていた従兄弟に会う。聞けば2000トンで畑が浸かるかどうかということらしい。下流で降っていないのでまず水が上がることは無いだろう、とも。実は従兄弟の家は桜江町内でもっとも早く浸水する1軒だ。江の川の増水に関しての知見は敏感で信頼がおける。

さて、そろそろまた行ってこよう。水面の下降を確認したら、管理機を置いていたところに1トン車を置くつもりである。こんな低いところに置いて、とまた年配者からとやかく言われそうだが、そこは橋の下で雨が当たらないのだ。1トン車の荷台が木の板のためキノコが生えるくらい腐り始めている。なるべく濡らしたくない。
by tanboya3 | 2010-06-27 17:35 | 洪水

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