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はんだ牛蒡ブログアーカイブ

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苗代の均平取りの工夫

今年は今のところ、苗代が「まあまあ」順調である。

作業時間などの経営的な要因はもちろんだが、発芽したての苗も生育が揃っている。今のところの成功の最大の要因は、圃場の条件が良いということ。「車が入れて、水が張れる」という場所での苗立ては、7年目にして実は今年が初めてなのだ。そして水を張るからには田面が均平でなければならないが、それも運が良かった。苗箱の厚みが2.5cmだから、凸凹差がそれ以下で収まれば苗箱を万遍なく水に浸しておくことができるが、何とかその範囲に収めることができた。

運が良かった、と言ったが、理想では3月中に代かきをして田面を均平にしておいてから落水、乾いて固まるのを待ってから苗箱を並べるという順序になる。しかし5/1にならんと水が来んから代かきができなかった。

仕方がないのでまずは苗箱を並べる箇所にたくさん杭を立て、レベル測量で高さを測り、糸を張って水平を出してみた。すると凹凸の差は5cm程度。これが運がいいというのだ。

そこでこんな計画を立てた。まずは鍬を使って高いところは削り取り、低いところは土を寄せ、その差を3.5cm程度にまで直す。

そして発芽後、苗代に待望の水を入れた時に、低い苗箱が水にすっかり浸かる状態に水位を保ち、水に浸かってない苗箱を発芽したての幼芽ごと板で踏んで沈める。苗箱の下は耕してふかふかの状態だから可能なはず。これで凹凸差は2cm程度にまでなる、と。

果たして実践の結果はというと、これが思ったとおりに仕上がってくれた。まあ一部がえらく凹んでいたためにそこだけは水没してしまっているけれど、それは愛嬌というもの。苗箱は何のために踏むのかと聞かれれば、今回は平らにするためだということ。もっとも苗は踏めば丈夫になるというしその目的で以前はやっていたものだが、今やそんな時間はないね。

この苗箱を踏んで平らにする作業にはたっぷり2時間かかった。運動会の缶ゲタ競争みたいに板に付けた紐を手で持ちながら踏み歩き回るのだが、他に作業が押す中、「代かきさえやれりゃあ、こがあなことせんでもええのに。」などと思いながらの2時間は長い。しかし今年の作付け2haちょっとで割れば、10a換算ではわずか5分足らず。そう思って割り切ってやれば意外と面倒でなくなるもの。

この作業の直後には苗箱の上に鳥避けの糸を張り巡らせるので、苗箱踏みはこの時のみ。やっておいて良かった。10a当たり5分の辛抱のおかげで田植えまで安心していられる。

毎度のことだが、再来年にはこの悩みも解決だ。
by tanboya3 | 2010-05-05 17:15 | 作業・技術(水稲)

およそ月1回更新。日々のブログは、http://handa-shizensaibai.com          


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