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はんだ牛蒡ブログアーカイブ

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米を無事に発送

雨の中、有機米の積み込みを行った。

来たトラックは11トン車。でっけえな。側面が上にスライドする(ウイング車というらしい)。さあこれでどうやって雨の中の積み込みをするかだ。運転手としばし相談。

まず屋根の上にウイングを被せるようにトラックを横付けしてみようということになった。しかしはじかれた雨が荷台に散り落ちてくる。他の方法をいろいろ考えるが、何とか積んだとしても積み込みの後ウイングを閉めるまでに雨に打たれる。これはだめだ、雨が止むのを待つしかないだろう、ということになって、パソコンのアメダスで予報を確認するが、いつまでも止む予定はない。参ったな、いよいよ困ったぞ、と途方に暮れているときにアイデアが浮かんだ。

むしろトラックを屋根から離して止める。ウイングを低く開けて雨の吹き込みを防ぎ、フォークリフトで雨の中を移動する瞬間はお米のほうにカバーをかける。やってみると実際には細かいところで大変面倒だったが、何とか濡らすことなく積み込める。濡らす心配だけでなく、米袋が床の汚れで汚れないための工夫も運転手に要求して(有機米は輸送時の汚染などにも特別うるさい、きちんとやるという契約書も交わしている)、しっかり2時間かけて完了させた。

うちで出荷する商品で、1度に出て行く荷物の、金額としては過去最高となる。一大イベントであるはずだが、作業自体は地味なもの。雨のせいで今回は苦労が多かったが、何となく終わって、トラックは何となく出て行った。

安堵していると、電話。このたびの運送屋の元請けさんから。運転手の報告では、うちの積み込み条件が初めに聞いていたのと違うので、これでは少し割り増しにさせてもらわねばならない、と言いやがる。ああ来たよ。この担当、調子が良くて、あまり聞いてないんだよな。だから確認するつもりで言ったんだ。

「私は確かにそう説明したんだけど。」
「そうですか、では今回はうちのウッカリということで、うちが(下請けに対して)被ります。」
言い方がちょっと気に入らんな。
「いや、というよりも、ウイング車だったら料金は変わらんと言いんさったろ。」
2重に私に落ち度がないことだ。その後も少しグダグダ言っている。何を今さら。
「うちは今までと一緒よ。」
「分かりました。上司にそう伝えておきます。」
元請けの担当者→元請けの上司→下請けの上司→運転手、という連絡経路。いつも思うが、大体違ったことが伝わっている。今度からは必要事項だけでなく全てを文書で伝えておこう。このたびは文書で送った大事な「着時間」でさえも上手く伝わっておらず、運転手は勘違いしておったけど。
by tanboya3 | 2009-10-04 15:55 | 作業・技術(水稲)

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