大豆栽培のコツ
今ちょうど花が咲いているところだから、最高の成長というのは草丈が高いということ。しかし大きく育っているから実も多く着くとは限らない。また背が高いということは倒れやすいということ。収穫目前にべたーっと倒れたりしてね。こうなると収穫ができんのよ。ちなみに大豆の花って知ってる?紫色のちっちゃいちっちゃい花だよ。写真撮ればいいが、なかなかできんね。
ここで一つ大物を言わせてもらえば、大豆栽培で一番大事なこと、一番大事なのに誰もあまり知らないこと。それは種蒔きの日だ。これから数日は雨が降らないという日を選んで種を蒔く。できれば1週間くらいは降りそうにない日を選ぶ。これは本にも書いてあることで、私の経験上でも確信しているが、種蒔き後ひどい雨が降らなければ豊作、ひどい雨に降られれば不作。つまり播種してから発芽少し後までの間の環境(土中の酸素の量と思うが)で一生の生育が決ってしまうのだ。まさに「三つ子の魂百まで」の典型。
大豆は普通6月(または7月)に蒔く。厄介なのはこの時期に梅雨がくるということ。だから案外と天気が安定している梅雨前頃に急いで種を蒔くようにしている。あの頃は超繁忙期だ。段取りの都合上、今日蒔きたい!ということも多いが、天気予報を見ながら「3日後が雨か、じっと待とう。」などと我慢を強いてやっている。半年もかけて育てるのだ。たったそれだけのことで成長が決るのなら、少々の煩わしさなど関係ないというものだ。
もちろん、種を蒔いた後に降るはずではなかった雨がドシャッと降ることもある。そりゃアンタ、日頃の行いが悪かったと諦めるしかないわな。