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はんだ牛蒡ブログアーカイブ

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島根でもできる農業を

今の形の有機農業をやるからには、多くの人に現場を知ってもらいたい。消費者との交流が必要だが、やろうとしても中々そう簡単ではない。しかしそのようなチャンスがあるお話を伺った。それは私の目指す生産者同士の連帯も叶う。

生産者の連帯は、有機農業の普及または理解のためには不可欠だが、これは経営の安定、とりわけ販路の安定があって初めて成り立つもの。流通の主導権を握って儲けてやろうという話がよく耳に入ってくるが、そこに大義はあるだろうか。青臭いことを言う気はない。ただ、経営上再生産が微妙な生産者に向かって、流通側のみの論理で接したところで決して長続きはしないといいたいのだ。

「生産者のため」という麗句を何度も聞いてきた。初めは良くても必ずホコロビをみせているのではないか。生産者が実際に儲かっていないからだ。某巨大組織がいい例ではないか。打倒某巨大組織などといいつつ、単に自らがそれにとって代わりたいだけ、という例もあるようだ。

一言で農業といっても状況は様々だ。島根県中部の当地は、中山間地で面積がまとまらず、獣害対策に経費がかさみ、冬の気候は経営を圧迫する。「島根には農業しかない」などとよく聞くが、本当は「島根にこそ農業はない」のだ。だから以上の問題の少ないハウスをやれ、施設をやれ、などという助言はたくさん受けるが、1~2ha程度の取り組みをしたって根本的な足しにはならない。過疎の田舎にはね。

本当に「島根には農業しかない」と思うのなら、利益率は低いが郷土をを守っている土地利用型露地栽培の生産者が「損をしない」仕組みを作らなければならない。しかしそれができるのは、当事者である生産者しかいないということを残念ながら現時点では確信している。

販路を確保し近隣の生産者と連帯して、島根でもできる農業の一つの提案を目指したい。
by tanboya3 | 2008-04-18 04:15 | 経営(作型・地区)

およそ月1回更新。日々のブログは、http://handa-shizensaibai.com          


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