代かきで、悔しい
この日も翌日の田植えに間に合わせようと、体に鞭打って早朝から代かきを行った。この一月でわざと生やした雑草を泥に埋め込むためだ。7時ごろようやく終わる、間に合った、と安堵していると、東の空から黒雲が。瞬く間に土砂降りになった。
その時、予期せぬことが起こった。泥を叩く大粒の雨が、埋め込んだ雑草をみんな洗い出してしまったのだ。あっという間の出来事だった。
このまま田植えをしたら草だらけになってしまう。やったことが全て無駄になった。もう一度、代をかかねばならない。こうなると悔しさもむなしさも感じない。ただただ放心するのみ。土砂降りはしばらく続いている。気を取り直して、出勤前ではあったが、畑や田んぼのへ緊急出動をスタッフに携帯で頼む。いくらかの被害が出ているはず。
肉体的には限界に近いし、自らの力の無さが情けなく悔しくてならない。とてもブログも書く気が起こらなかった。