人気ブログランキング | 話題のタグを見る

はんだ牛蒡ブログアーカイブ

tanboya3.exblog.jp
ブログトップ

男女差と農作業

昨日は愚痴を書いたが、次回からは改善策を考えている。微妙な役割分担を作ろうと。さてどうなるか。

農作業には「能率がすべて」というものが多い。スピードが少し遅くても「程度」が問われる仕事であれば、遅いけど丁寧とか確実とかという評価のしようもある。

例えば「レジ打ち」。少しくらい遅くたってお店の売り上げが減るわけではないので、確実だとか愛想がいいとかで勝負できる。が、サトイモをもぐだけなら早さだけが評価の指標になる。早さが2倍違うなら、時給だって2倍変わるべき。もちろん最低賃金の壁があるのでそういうわけにはいかないので、しびれながらお金を払うか、初めから雇えないということ。

農業をやっていると男女の差というものを実感する。男は力はあるけれど、ルーティンワークがだめ。だから男に収穫や草取りなどの作業をさせらるとだめ。能率がさっぱり上がらない。そしてなぜか男は口を動かすと手が止まる。おしゃべり厳禁!とやるつもりもないので、手が平気で30秒とか止まる。その間にサトイモなら2株はばらすし、ニンジンなら10本は処理できる。1時間も作業をすると凄い差になる。

男でもこの辺がきちんとできる人がいる。そういう人はこれまでにどこかで鍛えている。女は大体誰でも初っ端からまずまずのことが出来るが、男にはビックリするのが少なくない。女は初めから人間だが、男は鍛えてようやく最低限の人間に成れるということか。「男の子なんだからしっかりしなさい!」と叱るのはそういう意味で一理ある。

男はルーティンワークに「向いていない」という言い方があるが、私は「劣っている」のだと考えている。劣っていることを認めずに、腕力があるとか瞬発力があるとか、ひどいのは頭がいいという勘違いをしてごまかしている。勘違いをしたまま生きていくから自分の理想と現実が乖離したまま歳を重ねることになる。

だから男は修業をした方がいい。修業をしてまずは「人間」になること。夢を語るのはそれからでいい。

by tanboya3 | 2014-11-12 05:16 | 主張・提言・考え事

およそ月1回更新。日々のブログは、http://handa-shizensaibai.com          


by tanboya3